──それでね。
 なんとか冷静になって、シェラも考えてみたの。
 
 赤ちゃん。
 コニーの、赤ちゃん。
 ママがコニーで、パパがカル……。
 
 カルが……。
 パパに……。
 
 メアリにもわかると思うけど、あのひと、パパって感じじゃないでしょ!?
 ぜんっぜん家に帰ってこない、奥さんとか子供のことなんて少しも気にしない悪いパパになるに決まってるもの!
 うん、シェラはそー思う!

 それでね。
 これはもー、すぐにでも訓練しなきゃ、勉強させなきゃだめだと思ったの。
 パパの自覚!
 ママと子供を守る自覚!
 パパとかママとかって、シェラにはよくわかんないんだけど、院の先生に色々教えてもらったから、やらなきゃいけないことはわかるんだ。
 
 ママとパパは助け合わなきゃ。
 ママが困ってたら、パパが。
 パパが困ってたら、ママが。
 
 そーいう考えがカルにはぜんぜん足りないと思う!
 うん!
 だから、まず訓練その1!
 コニーがオメデタで寝込んじゃってるんだから、パパなカルがなんとかしてあげないと。
 
 ……ふぇ?
 それで、具体的に何をさせたのか、って?
 
 えっとねえ。
 さすがにカルはぜんぜん慣れてなかったから、シェラも手伝ってあげたの。だって、放っておいたら保存食かじるだけなんだよ、カルって。
 
 
 わかんない?
 えっとね、だから、具体的に説明すると──  




































 ──こーいうこと!!
 
「さーどうぞ、めしあがれっ☆
 ほらコニー! みてみて、おいしそーでしょ!
 カルが自分から“あいつに食事を作る。パパになる俺の役目だからな”って言って、作ってくれたんだよー!」
「言っていないが……」
「カル君は黙ってなさい!
 あのねコニー、カル、ぜんぜん料理も家事もできないけど、シェラがこれから教えてあげるから! だからコニーは安心して休んでてね!」
「……エ……コレ……シェラ? カル?」
「……」
「めしあがれっ☆」
「アノ……。
 ナニカシラ、コレ……」
 
 腕によりをかけて作った、セキハン!
 カルもレヴィも料理っぽいこと言ってたことだし、パルポは魚って言ってたからそれも加えつつ、なによりコニーのオメデタなんだし、縁起がいーんだもんね!
 カルがこれからコニーと一緒にやらなきゃいけない家事の訓練にもなって、一石二鳥!
 
 一石二鳥!
 
 そーいう風に……。
 その時は、思ってたんだけど──

「ア……ァア……アリガトウ……」
「ううんいいの☆
 コニーは遠慮しないで、いーっぱい食べてね! おかわりもたっくさんあるから、どんどんセキハンで栄養つけて!」
「……ソウネ……。
 栄養ッテイウカ……イロイロ……ウン……」
「俺は知らないぞ」
「カルモ一緒ニ……作ッテクレタノネ……。
 ヘエ……。
 フゥン……。
 ソウナンダ……」
「めしあがれっ☆」
「……ワタシダケジャ、モッタイナイカラ。
 一緒ニ、ミンナデ、タベ……マショウ……ネ……?」
「え」
「え」






















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