本作の主人公。一人旅を趣味とする孤独な少年。右腕に特異な痣を持つ。 自意識の強い繊細な性格。友情や愛情をうまく築くことができず、その身に『縁切りの呪い』を宿していることを自認している。 悩む時期は過ぎ、一人を肯定して生きていたが、志津香をはじめとする同じ痣を持つ人々との交流を通じて『繋がり』への未練を自覚する。 敬語と一歩引いた態度で誤魔化そうとしているが、本質は感情的で俗っぽい。