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白山羊星人「ニャントロ〜♪ ニャントロ〜♪ ニャンニャンニャントロ〜♪ ニャニャニャニャンニャニャニャン♪ ニャントロ〜♪」
ガガ「モグモグ☆」
白山羊星人「ニャントロロ〜♪ ニャントトロ〜♪」
ガガ「ムグムグ☆ うまうま☆」
白山羊星人「聞いてニャ、ガガちゃん! ニャンはついさっき、メガラフターをやっつけるいー作戦を思いついたニャン!」
ガガ「むむい?」
白山羊星人「防衛軍の基地があるこの国の首都を落とすニャン! それから国を乗っ取るニャ、んで、防衛軍を孤立させてじわじわいじめるんだニャン!」
ガガ「う????」
白山羊星人「『トウキョウ』へ行くニャン!」
ガガ「むい????」

こうして、白山羊星人さんとリトルグリーンマンさんはUFOに乗って飛び立ちました。
朝の東京へ向かって!

で──



白山羊星人「ついたニャン!」
ガガ「むぐむぐ」
白山羊星人「移動車両がちらほらあるだけ……静かで寂しい町ニャン……。もう陽はのぼってるのに人が少ないニャン……」
ガガ「む〜〜〜〜!! バナナン、ない、バナナン、なくなった!」
白山羊星人「おまえバナナン食べすぎニャン……」
ガガ「う〜〜〜〜!!」
白山羊星人「ニャンもおなかへったニャ! あ、そうだ。この町、なんかの広告の紙がいっぱい貼ってあるから、それ食べればいいんだニャン!」
ガガ「しろやぎ、紙、たべる、のか?」
白山羊星人「そうだニャン! ニャンは紙が大好きだニャン! ニャーン!」
ガガ「む〜〜〜!! ガガ、は、バナナン、ない、のに!」
白山羊星人「ニャントロ〜♪(もぐもぐ) ニャントロ〜♪(もぐもぐ)」



(↑ポスター類が食べられてしまった後の町)


こうして、この町からはポスターがほとんど消えてしまったのでした。

白山羊星人「あ〜、おいしかったニャン。満腹ニャ」
ガガ「もぐもぐ☆ ウマウマ☆」
白山羊星人「あれ……どっからバナナ出したニャン……」



白山羊星人「ん。でっかい建物だニャ〜。なんだニャ、あれ?」
ガガ「むぐむぐ。むむい?」
白山羊星人「……ガガちゃんがずっと食べてるから、ニャンもまたおなか減ってきたニャン……」
ガガ「む? 地面、に、紙、おちてる?」
白山羊星人「ニャン?」


白山羊星人「ニャ?」




白山羊星人「ニャントロ〜♪ 紙の束(たば)だニャン♪ ごちそうニャ♪ ニャントロ〜♪ ニャンニャントロロ〜♪」
ガガ「むぐむぐ☆ うまうま☆ よかった、よかった」
白山羊星人「うむニャ。いただきまー…………(ぺら)…………ん?」


白山羊星人「!!!!!!!!」
ガガ「うまうま? むぐ、ぜーたせいけいじん?」
白山羊星人「でっかく『メガラフター』って書いてあるニャン! 敵ニャ敵ニャ! こんなの食べられるか〜〜〜だニャ!!(もぐもぐ)」
ガガ「食べられ、ない、って、言ってる、のに、食べて、る?」
白山羊星人「♪♪(もぐもぐ)」


◆          ◆          ◆


さて、一方その頃。
同じ町に、ひとりの青年とひとつのメカがやって来ていました。
青年は電車を降りて、駅のホームで伸びをしています。

真一「ん〜〜〜〜、ついた! 東京! 初めて降りる、東京……!!」
カエル「俺は4回目かな」
真一「そ、そんなに来てるんだ」
カエル「まあな。仕事の都合でパスタや博士と何度か」
真一「なるほど」
カエル「そんなことより、さっさと仕事済ませちまおうぜ」
真一「あ、うん。えっと確か……基地……」
カエル「地球防衛軍東京支部千代田第3倉庫な。名前おぼえろよ。そこへ、パスタからの書類を届けんのが俺たちの仕事。倉庫の場所は電気街口改札を出てすぐ、右にまがった出口のまん前だ」
真一「えっと、改札の……どっちだろ」
カエル「あ。おい、待て。ひとりで歩くとお前迷うってヒカリに言われたろ」



真一「わあ! でっかいビルだ!」
カエル「へー。駅出てすぐに防衛軍の施設があるのか。東京は剛毅だな。はしっこに基地置いてるA市とはずいぶん違う」
真一「すごいなあ……A市の基地よりでっかいや」
カエル「東京だからな」
真一「東京すごいなあ……き、緊張してきた」
カエル「なんでだよ。さっさと行くぞー。受付の女の子もかわいいだろうなぁ。なにせ東京だし」
真一「う〜ん。入口どこだろう。こっちかな?」
真一「あ、おい。待て待て」



真一「あれ?」
カエル「万世橋!? 何をどう間違えたらこっちに来られるんだよ! ビルはあっち! こっちじゃないだろ! 目の前にあったろ、ビル!」
真一「おかしいな。目、閉じてまっすぐ歩いてきたのに」
カエル「なんで目閉じるんだよ」
真一「……」
カエル「(あっわかった! マジで東京にびびってんだこいつ!)」
真一「あ! おいカエル、あれあれ! あっち見てみろ!」



真一「はとバスだ!!」 はとバスが走ってる!
カエル「と、東京なんだからはとバスくらい走ってるだろ。(俺も初めて見た…)」
真一「すごいな……はとバスだ。は、は、はとバスだ」
カエル「(ん? またびびってんのか? はとバスで!?)」
真一「あ!」
カエル「今度は何だよ」



真一「中学生だ! 修学旅行とかで東京に来たのかな! いいなあ、中学で東京旅行かー……」
カエル「どうでもいいだろそんなん! 俺たちは仕事に来たんだぞ!」
真一「そ、そうだけど……」
カエル「浮かれてないで、さっさと仕事済ませて帰るぞ! オマエと歩いてたら寄り道多くて埒があかん!」
真一「わ、わかったよ。さっきのビルに戻るってば」
カエル「わかればいいんだ、わかれば──て、おい! 言った先からどこ行ってんだオマエ! 」
真一「……」
カエル「待て! おい! 待てって!」


◆          ◆          ◆



真一「えっと、さっきのビルってここかな?」
カエル「全然違う建物じゃねえか! ここは店だろ! って、何の店だ? ここ?」
真一「ん? お店? ここ?」



真一「なんだろ? かわいい女の子のポスターが貼ってある?」
カエル「外には全然ポスター貼ってなかったのに、中にはすんごいたくさん貼ってあるなあ。へー、東京って女の子のポスター多いのか」
真一「あ! なあ、ヒカリさんたちにお土産買っていこうか!」
カエル「……ま、どうせ店に入っちまったんだしな。何か買ってくか。ただし! 買ったら俺の言う通りに歩いてさっきのビルに行くんだぞ!」
真一「う、うん」


◆          ◆          ◆



さてさて。
カメラを戻して、その頃の白山羊星人さんたちは──

白山羊星人「ウニャ? この店、なんの店ニャン?」
ガガ「バナナン! バナナン!」
白山羊星人「首都の店ならバナナンくらい売ってると思ったのニャが……女の子の絵がついた箱しか売ってないニャン?」
ガガ「む〜〜〜〜〜! バナナン!」
白山羊星人「わかったわかったニャ。じゃあ別の店に行くニャン」
ガガ「むい?」
白山羊星人「ニャ、ニャンだ? ……ニャンかあったかニャ?」
ガガ「めがらふたー? これ、は、めがらふたー?」
白山羊星人「え……」



白山羊星人「!!!!!!!」
ガガ「めがらふたー?」
白山羊星人「ぼ、防衛軍の広報用販売品かニャ!? こ、こんなとこいられないニャン! さっさと別の店に行くニャン!」

たったったった………。

白山羊星人「うん、ここニャ! この店でバナナンさがすニャン!」
ガガ「めがらふたー、を、さがす、のか?」
白山羊星人「ニャんでそんな縁起悪いこと言うニャ……」
ガガ「めがらふたー、ほら、ほら、これ?(指さし)」



白山羊星人「!!!!!!!」
ガガ「しろやぎ、めがらふたー、が、好きなの、か?」
白山羊星人「やめニャやめニャ! さっさと出ていくニャ! この町はすっかり防衛軍に染まってるニャ! やりにくいったらありゃしニャいニャン!!」
ガガ「バナナン! バナナン、が、ほしい!」
白山羊星人「いーから行くニャン!」

たったったった……。


…ゴゴ…。

……ゴゴゴゴゴ……。

……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……。


白山羊星人「な、ニャンの音ニャ? 町が揺れてるニャ……」
ガガ「むぐむぐ。音?」
白山羊星人「ニャ……おまえどっからバナナン出し……」
ガガ「もぐもぐ☆ 音、って、あれ、の、こと?(ビルを指さす)」




パ カ


白山羊星人「ニャっ……!!!!!!!?」
ガガ「めが、らふ、たー?」
白山羊星人「さ、さっきの、でっかい、建物……ニャんで……首都の建物に……メガラフターが……はいってる……のニャ……」
ガガ「たたかう? 侵略、いま、ここ、で、する?」
白山羊星人「て……」
ガガ「????」
白山羊星人「て……撤退……。撤退するニャ……だめニャ……な、ニャンにも、用意できてニャいニャン……用意しとかないと、頭いいニャンの、本領、発揮できニャい……から……」
ガガ「むぐむぐ☆ たたかわない、のか?」
白山羊星人「撤退……こっそり、撤退ニャン……」


◆          ◆          ◆



真一「東京でメガラフターに乗れるなんて! すごい! すごい!!」
カエル「こりゃたいしたもんだ。外装パーツと搭乗席はひと通り揃ってんだなぁ。これ、A市基地のマテリアルエンジン積んだら動くぞ?」
真一「東京の町が見える! カエル、ほら見ろ!」



真一「高速道路がメガラフターの足下に見える! 高速道路だ! す……すごいなあ……」
カエル「首都高だな、ありゃ」
真一「しゅとこう?」
カエル「……いや、なんでもない。よっしゃ、外装と搭乗席各部にも問題なし。じゃあ降りて帰るとするか。書類も渡したことだしな」
真一「もう帰っちゃうのか?」
カエル「帰るんだよ。土産も今日のうちに渡したほうがいいだろ」
真一「そうだな。──よし、帰るか!」



◆          ◆          ◆




おまけ
『各ショップ様、特典テレホンカード紹介(順不同)』




[メロンブックス様 テレホンカード]



[遊コン・メディオ!様 テレホンカード]



[ナカウラ様 テレホンカード]



[グッドウィル様 テレホンカード]



[げっちゅ屋様 テレホンカード]


[メッセサンオー様 テレホンカード]


[Sofmap様 テレホンカード]



[とらのあな様 テレホンカード]


[コムロード様 テレホンカード]




◆          ◆          ◆

真一「……ただいま! 今戻りました!」
ヒカリ「おかえり。早かったのね」
パスタ「おかえりなさい、朝日奈君。東京の第3倉庫はどうだったかしら」
真一「でっかくてびっくりしました! 東京ってすごいですね……」
パスタ「そうよね、そうよね! あんなにでっかいビルだものね!(あそこは国から借りてるもので、実際はうちの施設じゃないんだけどね……)」
カエル「ゲロゲロ。東京土産、買ってきてやったぞ」
ヒカリ「おみやげ?」
真一「あっそうだ! お土産買ったんです! (がさごそ)……これとこれ!」


(これとこれ)

パスタ「あら? きれいな絵の箱と、かわいい絵の箱ね?」

ヒカリ「……何かしら。(箱をひっくり返す)」
パスタ「(箱の裏を見て)……え……あ、ぅ……?」
ヒカリ「…………」
真一「あれ? え、な、何?」
パスタ「あの、あの、あの、これって……ッ」
真一「え……お土産の、おまんじゅうとパズル……」
ヒカリ「違うわ」
カエル「違うのか!?」
真一「あっわかった! 両方ともクッキーだったんだ!」


──ずびしッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!



パスタ「ホホホホホホホホ! 朝日奈君っ! わかってやったわけじゃないとは思うけどほら朝日奈君よく見てこの箱の横の部分! 貼ってあるわよね18歳未満は買っちゃいけないっていうシールが! つまりこれはア・ア・アダルトなものなの! いきなり出したらセクハラになっちゃうのよ?」
真一「うああ……いたいっ! ……目……目が……ッ!!!!!!」
カエル「(アダルトなものだったのか!)」
ヒカリ「何をどう間違えたのかわからないけど……真一。何かを買う時は、ちゃんと、自分が何を買うのか確かめなさい」
真一「うぅ……うん……(目を押さえて呻いている)」
ヒカリ「『はい』ね」
真一「はい……」
カエル「反省してくれたわね朝日奈君! じゃあ、次はカエル君。あなたの番!」
カエル「た、たすけて」


◆          ◆          ◆


白山羊星人「た、たすけてニャ……」
ガガ「むい? もう、メガラフター、は、いない、ぞ? すぐ、四角くて、大きい箱、の、ふた、閉じた! パカ、って!」
白山羊星人「うう……次は……次こそはちゃんと作戦立ててやるニャン……許さないニャ、メガラフター……ニャン」




〜TechGian用おまけシナリオ、もしくは、ファンクラブ用おまけシナリオへ、つづく!〜
(かもしれません)




〜TechGian用おまけシナリオでは、白山羊さんたちがすッごい目にあう!〜
(かもしれません)

〜さらに! ファンクラブ用おまけシナリオでは、メガラフターが──セイファートへ!!〜
(かもしれません)





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