ライアーソフト第3弾!

世紀末! でもって新しいミレニアムのはじまり! この際、多少の大さわぎが起こったとしても! ぜんっぜん不思議じゃないご時世! さわがしく移り気な世間の荒波のなかに! 今まさに消え去ろうとする一つの文化があった。それはブルマー! 濃紺をスタンダードに抹茶ゆずサクラと多彩なカラーで婦女子の臀部をつつむ、あのブルマー! サイドにラインが入ったり! 正面にワンポイントだったりと、さまざまなカスタマイズで未発達なヒップラインに華を添えるあのブルマー! ああそれが! 目新しさと合理性だけを追いもとめる現代に埋没し! このまま過去の遺物と消え去ってよいものだろうか! いやよくない! スパッツ? ロンパン? ジャージなど論外! 奴らになにができる! パンツをはみださせることができるか? みずみずしい肉体の躍動を全身で表現できるか? できるか? できるかぁぁッ!? ……ぜぇぜぇ、こほん。 この作品は、明日にも滅ばんとする日本のうるわしき伝統をまもるため… また、我々現代人が置いてきてしまった大切な何かを思いだしてもらうため、 ライアーソフトが世に送る、ひとつのメッセージなのです(本当) 



血走「ついに時が来た、ブルくん!」
ブル「ばう(落ちつけよ、チバシリ)」
血走「きみにも僕の興奮を理解してもらえたら──!」
ブル「ばう(した。したから落ちつけってば)」
血走「そうか。たとえ言葉が通じなくとも感動は共有できる。きみにも今日という日のすばらしさがわかってもらえるかっ!」
ブル「ばゥ〜(いっしょにすんな)」
血走「おお同志よ!(ガバァ!)」
ブル「ばうァ!?(だから抱きつくんじゃねぇ!)」
血走「───と、ひとしきり魂の交流を果たしたところで本題だ」
ブル「ばううう(ぜぇぜぇ……)」
血走「大変おまたせして、もうしわけなかった!」
ブル「ばう(そういや腹がへった)」
血走「ここは、この彼の申し訳なさそーな顔面に免じて許してくれ! とにもかくにも、ここによーやくライアーの新作情報をお伝えできることとなった」
ブル「ばう(お、なんかいいニオイやね)」
血走「それでは発表しよう! タイトルは───」
ブル「ばう(そんなんとっくに出てるってばよ。オレ、メシ喰ってくるもんね)」



すべての発端は、月面で発見されたブルマであった。

地球全土のブルマー化を目論む悪の集団「BB団 〜ビッグブルマー団〜」と、世界の微妙なブルマバランスを監視する国際ブルマ機構「MIB 〜ブルマーの男たち〜」。

両者の密かな戦いは、一着のブルマーによって一気に加速する。

そして歴史は一人の少女を選ぶ。

その名を──常葉愛(ときわ・あい)

偶然にもBB団とMIBの抗争に巻きこまれた愛。せまりくる凶弾からのがれた愛は、月面で発掘された「神のブルマー」に脚をとおす。その瞬間、平凡なる日常は終わりを告げ、愛は正義のために戦うブルマー戦士となったのだ!

次々とあらわれるBB団の刺客に、ブルマエナジーを極限まで燃焼させ対抗する愛。戦いは否応なく、愛と周囲の人間を巻きこんでいく。

親友として愛をささえる──橘あゆみ(たちばな・─)。

常にファインダーごしに愛を見守る──血走先輩(ちばしりせんぱい)。

厳しく愛を導くブルマーの使徒──ドクターブルマ。

ジャングルからの転校生にしてBB団の刺客──キッス・キリアンガヤ。

と、愛の忠実な僕──ブルドッグ。

激しさを増しゆくBB団との戦いのなか、やがて大いなる意志の存在へと愛は気づく。

ブルマーへの情熱に反応する未知の粒子ブルマリウムとは? BB団最高幹部“十ケツ衆”とは? 最終決戦はやっぱり月面なのか? そして愛の肉体に隠された秘密とは───?



ブル「ばう……?(オレの知るストーリーとずいぶん違うんだが……)」
血走「───だろ!? なんという興奮! スペクタクル! そしてなによりブルマー
ブル「ばう(聞けよ)」
血走「歯がゆいよブルくん。きみと言葉を交わすことができれば、いくつもの夜を語り明かせるほどに僕は感動しているのに!」
ブル「ばう(おまえもいろいろ大変だな。知らねえけど)」
血走「さあ、次はキャラクター紹介だ!」
ブル「ばう(そすか)」



本編の主人公。日本有数の大財閥の令嬢にして、才色兼備、スポーツ万能のお嬢様。月面で発掘された「神のブルマ」を穿いて、襲い来るBB団をむかえ撃つ。イタズラ好きのヒネクレ者。酒癖悪し。

ブル「ば〜う(こいつが平成一の無責任女、常葉愛だ)」
血走「彼女こそ、この荒廃した現代に舞い降りた究極の美であると断言できる!
ブル「ばう(でも性格に問題アリ)」
血走「天の気まぐれが作りたもうた、ひとつの極みだ。かように天は公平ではないが、しかし天は僕を見捨てなかった! こんなに愛くんに近いポジションを授けてくれたのだから!」
ブル「ばう(喜んでいるのも今のうち)」
血走「こうも恵まれていながら、彼女はそれを誰にもおごることがない」
ブル「ばう(ジマンするのも飽きたんだろ)」
血走「だが、愛くんの運命は過酷だ。“神のブルマ”に選ばれたのも、あふれんばかりの天分ゆえだろう」
ブル「ばう(巻きこまれる側はメーワク以外のなんでもない)」
血走「BB団との死闘もきっと乗りこえる。僕は片時も目を離さず彼女を見守りつづけると誓おう!」
ブル「ばう(レンズ越しにか? ストーカー野郎)」
血走「たとえこの戦いが、幾年続こうともだ!」
ブル「ばう(そんな気張るなよ。どうせ一年も経てば、愛の心臓は止まるんだ)」



愛の大親友。庶民的でごくごく平凡な少女。ふだんから愛のおもちゃにされ、BB団との戦いにも被害者として巻き込まれることしばしば。ブルマーがとっても恥ずかしいゆえに裾出し派。

ブル「ばう(愛のトモダチだ。いつもメーワクかけてわりーな)」
血走「あゆみくんは、ともすれば群衆に埋没してしまいそうな平凡な女生徒だ。だが彼女には、愛くんが親友と認めるナニカがある」
ブル「ばう(貧乏くじか?)」
血走「BB団との戦いに否応なく巻き込まれるが、その中であゆみくんは……う、うおお、それはそれはそれはもう!
ブル「ばう(色々たくましくしてのたうちまわるな、おい)」
血走「か、過酷だ……」
ブル「ばう(とりあえず次の説明行くまえに鼻血拭いとけ)」



BB団“十ケツ衆”のひとり。愛との戦いののちに仲間となる。アフリカの秘境ブルマーランドからやってきたブルマープリンセスである。ブルマープリンセスって何? 行動はとにかく野性味にあふれる。

ブル「ばう(こいつはキッス。油断するとこっちも喰われかねん野生児だ)」
血走「最初は敵として現れたキッスくんも、愛くんのすばらしさを知り、共に戦う決意をしてくれた」
ブル「ばう(いや、そこまで深くかんがえてない)」
血走「愛くんとのコミュニケーションがどんなものだったかは置いといて、キッスくんの協力は心強い」
ブル「ばう(この馬鹿、ホントにあてになるのか?)」
血走「ハイレグカットはブルマーの王道から外れると言えなくもないが、それはそれでキッスくんのワイルドな魅力を引きたてるというか……」
ブル「ばう(お前も業が深いな)」
血走「わかってくれるかブルくん!」
ブル「ばうぐぐ(抱きつくな! 絞めるな! うぐぐ)」



血走「すまない! もっと愛くんのことを知りたい、きみたち“あいちゃん同盟”の気持ちもわからないでもない」
ブル「ばう(おい、勝手に怪しげな組織に組みこむなよ)」
血走「しかし今はこれ以上お伝えできない!」
ブル「ばう(ネタバレだからな)」
血走「というわけで、今回はこれまで。次回はさらに突っ込んだ情報を伝えることを約束する」
ブル「ばう(気長に待っててくれや)」
血走「ではまた次の更新でお会いしよう!」
ブル「ばう(ところでオレたち、自己紹介したか?)




「次の更新は8月1日予定だよブルくん!」
「ばう(随分先だな。じゃあ俺は温泉でも行って来るか)」



ぶるまー2000 スタッフ

ジャンル:ケツゲー
WIN95/98 ・ CD-DA音源
総合プロデュース:高尾登山
企画原案:星空めてお
原画:桜瑞
音楽:九十九百太郎

2000年秋発売予定!