杏里
「ハッピーエイプリルフール! ウソツキに幸あれ! 杏里・アンリエットだよ」
天京院
「天京院・鼎(かなえ)だ。なあ、それは挨拶なのか?」
杏里
「そうだよ」
天京院
「ふむ……続けてくれ」
杏里
「さてさて、2001年に発売されて以来、極めて一部の人たちに愛され続けた耽美推理ADV『サフィズムの舷窓』がついに、やっと、リメイクだよ! タイトルも新しく……
『サフィズムの舷窓 〜an epic〜』
天京院
「旧作での未対応OS『2000/XP』が動作環境に加わるわけだ」
杏里
「し・か・し、それだけじゃあ、あまりに寂しい。どうせリメイクするなら徹底的にやっちゃおうって事で色々リニューアルが進行中みたいだよ」
天京院
「酔狂なスタッフ達が暴走中とも言うな」
杏里
「酔狂結構。そんなわけで今回は、開発中の秘密情報なんかを堂々……ってほどじゃないけど、バーンと紹介しちゃうね」
天京院
「まあ、手短に済まそう。ところで、なんか忘れてないか?」
杏里
「そう?」
天京院
「なんか、もっと、こう……重要なことがあるはずなんだが」
杏里
「……そうか! 忘れてた。そもそも『サフィズムの舷窓』ってなに? お前らは誰って人はこっちで復習な予習をしてね」
天京院
「それも大事なんだが。ミキサー刃に珈琲豆が挟まったような齟齬感が……」
杏里
「ん〜そのうち思い出すよ」
天京院
「……そうだな。先に進もう」
杏里
「ではでは、レディース&ガールズ&ガイズ! 秘密に向かってMarchons!」




杏里
「秘密その1。叙事詩篇の意味を持つアンエピックにふさわしくシナリオを大幅追加します!」
天京院
「それは、当然だな」
杏里
「かなえさん、クール過ぎだよ。もっと驚いてよぅ〜」
天京院
「すまんな。しかし、具体的には何が増えるんだ?」
杏里
「まずね、本編に旧作ではあまり語られなかった巨大学園船H.B.Pの生活が堪能できるイベントが多数足されるんだ」
天京院
「授業風景とかか」
杏里
「放課後ショッピングとかね。でも追加はそれだけじゃないさ」
天京院
「ほほぅ」
杏里
登場キャラにそれぞれ新シナリオがつくのさ。このシナリオ秘密メモに色々書いてあるよ」
天京院
「ふむふむ『ビジターズ大活躍、天京院の命を救え』あたしの命が危なくなるのか!」
杏里
「ほら『目指せメイドクィーン』なんてのもある。イライザの話っぽいね。あ、『初代ポーラースター』ってなんだろ」
天京院
「手書きなうえに字が汚いな『へれなのことすきだニャア』? 『窓に! 窓に!!』……なんだか不自然な終わり方してるメモだな」
杏里
「なんといっても、秘密のメモだからね。追加シナリオが結構な量になって死にそうになってるみたいだし」
天京院
「シナリオライターの頑張りに期待だな。ん……シナリオ……がんばり……」
杏里
「! さ、次の秘密に言ってみよう」




杏里
「秘密その2はシナリオが増えれば当然増えるCGさ。目標は5割増って話だけど具体的なところは不明なんだよね」
天京院
「ふむ、そんなこともあろうかと、原画の小梅けいと氏のHDDにアクセスしてイベントCGのラフを数点入手しておいた」
杏里
「わ! 天才科学者、必要四大資質の一つ『そんなこともあろうかと』だ!」
天京院
「残りの3つはなんだ」
杏里
「さあ? メガネとか?」
天京院
「……いいから、見れ」
杏里
「わー」
天京院
「更衣室みたいだな。学園生活を描くイベントのCGだろう」
杏里
「ヘレナの胸元がまぶしいね」
天京院
「そんなところばっかり見てるんじゃない」
杏里
「いやいや、クローエの脚も素敵だよ」
天京院
「……次だ」
天京院
「図書館だな。相手はアルマ・ハミルトン」
杏里
「語りあってるねボク。何をしゃべってるんだろう」
天京院
「己の事ながら、ゲーム本編までは内容はわからないからな」
杏里
「ゲームキャラクターの辛いところだよね」
天京院
「な、なんだこれは?」
杏里
「なんだろ、女王にかしずく家来かな」
天京院
「なんだよそれは! まったく。ここぞとばかりに妙なイベントを増やしてるんじゃあるまいな」
杏里
「楽しそうでいいじゃない。でも、追加はイベントCGだけなのかな?」
天京院
「いいや。ついでに潜ったグラフィックチームのHDDによれば、追加背景として各キャラクターの個室、さらには旧背景のリニューアルも行われるらしい」
杏里
「いろいろ変わるんだね。立ち絵は?」
天京院
「旧作に出演していたが絵がなかったキャラクターがビジュアル化される予定。それ以外にも表情、私服、寝巻きなどの追加で、予算と時間と人手が許す限り手を尽くしたい、などと経理泣かせなことを考えているらしい」
杏里
「その意気や良し! でも、そんなにCG増やしたらCDの容量じゃ足りないんじゃないのかな。4枚組とかにするの?」
天京院
「心配ない。アンエピックはライアー初のDVDメディアになる」
杏里
「ワオ! ついにDVDか、なら心配いらないね。CG5割増といわずに9割増しとか、さらに倍を目指して……」
天京院
「いや、それは無理だろう」



杏里
「秘密その3」
天京院
「思い出した!!」
杏里
「本編より面白いと評判のおまけシナリオ第1弾から第3弾完結編までアンエピックに完・全・収・録です。やったね!」
天京院
「やったね、じゃない。第3弾『がんばれニコル』は完結してないんだぞ」
杏里
「…………ごめん。もう少しだけ待ってもらうことになるんだって」
天京院
「もう少しって…………永遠のワンスモアに等しい表現だぞ、それ」
杏里
「アンエピックの発売までに完結するんだもん」
天京院
「泣くなよ。そもそもアンエピックに完全収録されるとして、旧作ユーザーへの対応はどうするんだ」
杏里
「もちろん、アンエピックより一足早くWEBで配信するよ」
天京院
「しょうがないな。待ってもらっているユーザーの方々、いましばらくの猶予を頂き、制作にあてさせて欲しい。本当に申し訳ない」
杏里
「ごめんなさい……」
天京院
「さて、と……ここまでやって、遅れたらどうしようか?」
杏里
「じゃあ、お詫びに脱ぐ……」
天京院
「しかたないか、腹をくくって」
杏里
「……けーこ学園長が」
けーこ
「なにぃ!」
天京院
「なんだ。なら良し」
けーこ
「おい!!」



杏里
「現時点で発表できるのはこのくらいかな。でもでも、水面下で色々画策してるみたいだから、新しいことがわかったら順次発表ってことで」
天京院
「あーそういや、値段はどうなるんだ?」
杏里
「良くぞ聞いてくれました。ボリュームアップでプライスダウン、お値打ち6,800円さ。この機会にもっと多くのユーザーを獲得したいね」
天京院
「……発売時期は決まってないんだっけ」
杏里
「梅雨明けか、蝉が鳴くまでに出したいってシナリオライターさんが言ってたよ」
天京院
「…………長梅雨、冷夏にならなきゃいいな」
杏里
「大丈夫さ! 皆からの励ましメールや書き込みがあれば、さらに大丈夫」
天京院
「……………………だいじょうぶ」
杏里
「かなえさん? コーヒー切れか!」
天京院
「……こ……ひー……さむ…………い……」
杏里
「あわわわ! すぐ持ってくるから。じゃあ、皆さん次回更新でまた会おうね。オールヴォワール」



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