♪月の~砂漠を~

砂漠の夢は星の数ほど
揺られ揺られて幾星霜
遠くたなびく蒸気の道行き

Liar-soft 公式マスコット『因幡うさぎ~ズ』
はりきってどうぞ!

なぜなに『白光のヴァルーシア』の巻!


……ああ……。
この目に見えます。今も。
暗き夜空の彼方に在って、輝くもの。
見えます、わたしにも。
たとえ盲いた両目であっても、今は。
夜に輝くもの。瞬くもの。
それは、星々。
人々が拓く物語と同じく、無数に、
世に充ちて在るもの……。
ならば、ならば。
そこから、今はひとつを紡ぎましょう。
それはウサギ達。
スチームパンクシリーズを紹介するもの。
かつて1羽でありながら2羽に分かれたもの、
名は……。
因幡ブラック
「なぜ」
因幡ホワイト
「なに!」
因幡ブラック/因幡ホワイト
「「スチームパンク!!」」
因幡ブラック
「司会はおなじみライアーソフトのマスコット!」
因幡ホワイト
「黒とか白とか因幡うさぎーズ!!」
因幡ブラック
「……」
因幡ホワイト
「……?」
因幡ブラック
「穏便に始まった!!」
因幡ホワイト
「そこか! 確かに初回しか普通に始まってないけどね~」
因幡ブラック
「それでは、今回は青き空の下、砂漠都市が舞台の……」
因幡ブラック/因幡ホワイト
「『白光のヴァルーシア』の紹介です!!」

因幡ブラック
「タイトルの『ヴァルーシア』が舞台となる砂漠都市の名前だよね?」
ヴァルーシアとは砂漠大陸中央に存在する広大な都市の名前です。
かつては“大天蓋”に覆われ隔絶されていましたが、
2年前の解放によって空の真なる色と美しさを人々は目にすることとなりました。
天蓋解放に伴って流入した異邦人や異形種たちによって、
以前には考えられなかったほどの混沌と、
機関技術による発展を、都市は同時に得ることとなりました。
本来「ヴァルーシア」とは都市の近郊に存在する
機関遺跡の地下迷宮を指す言葉であったと伝えられています。
因幡ホワイト
「こちらのカンペ製作はP.N 酒場の穴熊さんのご協力です」
因幡ブラック
「さて、続いてこの作品の主人公ですが……あれ?」
因幡ホワイト
「首を傾げてどうしたの」
因幡ブラック
「主人公が幾人もいる!?」
因幡ホワイト
「そう、この『白光のヴァルーシア』は群像劇なのです」
因幡ブラック
「なるほど」
因幡ホワイト
「それでは、まず《物語の主人公となるべき人物》の2人、アスルとクセル(クセルクセス)からです」

アスル

クセル(クセルクセス)
因幡ブラック
「地下迷宮からの発掘機関(イニシエイト・エンジン)を扱う町の勤労少年アスル君と」
因幡ホワイト
「帝国からヴァルーシアの太守と政略結婚のためにやって来た、お姫様のクセルです」
因幡ブラック
「うん? このクセル姫様の瞳って」
因幡ホワイト
「彼女はご覧の通り黄金瞳の持ち主で、数学と機関技術の天才とか」
因幡ブラック
「凄い身分違いだよねこの2人」
因幡ホワイト
「でも2人は出会ってしまったのでした」
因幡ブラック
「ローマの休日!」
因幡ホワイト
「続いて《物語の主人公となる資格を有した人物》の2人、アナとカシムの姉弟です」

アナ

カシム
因幡ホワイト
「2人のご紹介の前にP.N 赫剣士さんから『紹介でブラコンとか言ったら剣の錆にする』って脅迫文が」
因幡ブラック
「最近一部のP.N の皆様、直接的過ぎ!?」
因幡ホワイト
「2人はアデプトであり、機関遺跡の地下迷宮で“ホラー”と戦う日々を送っています」
因幡ブラック
「2人で合わせて蒼赫の剣士と呼ばれていると……。アデプト? ホラー?」
アデプトとは熟達者、探索者とも呼ばれます。
かたちなき《ふるきもの》の息吹を肉体に取り込み、
本来であれば人には不可能であるはずの驚異的な身体能力を誇る、
砂漠都市の誇り高き戦士たちです。
ギルド(現在では碩学協会)の管理の下で都市の“外”へと出向き、
遺跡の地下迷宮で“ホラー”たちと戦い、
発掘機関をはじめとする品を都市へと持ち帰ることを生業としています。
ホラーとは遺跡迷宮に巣くう魔物、妖物の名称です。
不定形の歪んだ影のような怪物、人型、獣型などが存在し、
どれも白く光る“ひとつ目”が特徴。
物理的な攻撃は無効であり、《ふるきもの》の力をまとわない限り
触れる事すら不可能ともいわれています。
正体や詳しい生態は不明で、人を害し、人を喰らうものであるとされています。
因幡ホワイト
「ちなみに、このホラーの残りかすがついた発掘機関を清掃するのがアスルのお仕事でもあるのです」
因幡ブラック
「試しにやってみてるけど、これは……重労働……!」
因幡ホワイト
「はっはっはアスルを見習いなさい」
因幡ブラック
「つまりこれをこなせれば、自分もお姫様と出会える!」
因幡ホワイト
「ないない」
因幡ブラック
「そういえば、クセル姫様が嫁いできた相手の太守は?」

ハールート
因幡ホワイト
「彼の名はハールート。ヴァルーシアの太守にしてを“大天蓋”を開放した賢王です」
因幡ブラック
「彼もまた《物語の主人公となる資格を有した人物》だよね」
因幡ホワイト
「ですが、クセルとの間には政治的な名前だけの婚約関係しかありません」
因幡ブラック
「うーん。列強各国と渡り合う太守としては正しいのかもしれないけど……」
因幡ホワイト
「割り切れないよねー」
因幡ブラック
「しかし、見た目も精神も強そうなこの太守にも恐れるものが……」
因幡ホワイト
「それこそがこのヴァルーシアで語られる物語の端緒となるのでした」
因幡ブラック
「でかいよコレ!」
因幡ホワイト
「これは怖い……。地下迷宮にしか出ないはずのホラー。しかし都市へと現れた超巨大なそれは様々な人の心と運命へ影と光を投げかける事になります」
因幡ブラック
「アスル君とクセル姫様の出会いもこいつの出現がきっかけなんだよねー」
因幡ホワイト
「そして砂漠都市へ忍び寄る人間の悪意と陰謀の影!」
因幡ブラック
「悪そう(直球表現)」
因幡ホワイト
「《結社》幹部《鋼鉄姫》ヒルダと《機械卿》シャルルの暗躍!」
因幡ブラック
「やっぱり《結社》の仕業か!!」
因幡ホワイト
「では、そうして始まり語られる、この先の物語と人々をピックアップ!!」
因幡ブラック
「《物語の主人公となる資格を有した人物》踊り子ナナイの過去と《盗賊王》への想いとは?」
因幡ホワイト
「夜の砂漠。焚き火の脇で心を寄せ合う2人は何を語るのか」
因幡ホワイト
「アスル達へと関わる《万能王》レオの思惑」
因幡ブラック
「すごく、胡散くさい!」
因幡ホワイト
「実は《万能王》の用語解説カンペがあるんですが……」
因幡ブラック
「?」
因幡ホワイト
「一言『うさんくさい』としか書いてない……」
因幡ブラック
「誰!? その解説書いたの!」
因幡ホワイト
「P.N ジョコンダ婦人4号さんだそうです」
因幡ブラック
「……(察し)」
因幡ホワイト
「モザイクのように絡み紡がれるヴァルーシアの物語」
因幡ブラック
「恐怖と希望と愛の果てに人々は何を得るのか?」
因幡ホワイト
「ぜひ皆様もその語られる物語を聞いてくださいね!」
因幡ブラック
「? 聞く? 読むではなく?」
因幡ホワイト
「そう、聞く」
因幡ブラック
「???」

ことばを、ありがとう
星々に導かれたウサギ達
スチームパンクシリーズを紹介するもの達

あなた達の物語は紡がれるでしょう
きっと、阻まれることなく
きっと、迷ったとしても
私が見通す事のできない
『いつか滅び去った都市の果て』までも

物語は紡がれる
ことばと、心に乗せて、さあ、今こそ
星へと変わる 
歌へと変わる 
今は、まだ、すべてでなくても……


「物語る歌姫 ルナ・ルナワーズ・アクタル」
つづく!
オトクな価格で過去の名作が蘇る!
Liar-soft selection『白光のヴァルーシア』
絶賛発売中!