■「どすこい!女雪相撲」
  原画家サイン会&スタッフトークライブin札幌3D(一部2D)レポート!


※3D写真は富士フイルムFinePix REAL 3Dにより撮影されたデータです。この時点で何のことか分からない方は2D写真だけをお楽しみください。

▼3D! 立合
(やはりコレしか!)

「あの、鬼百合さん?」
「どうした、汽車に酔ったか?」
「乗り物酔いはしない質なんで大丈夫なんですけど……、今乗ってる電車って本来乗る予定だったやつの1本遅れのやつですよね? これで着くとギリギリ遅刻ですよね?」
「うむ」
「いいんですか!? そんなにのんびりしちゃって!! イベント開いてくれるMKさんとか先に着いてる霧生さんとか大変な事になってると思いますよ!? もっと真摯な態度で札幌に着くの待ちましょうよ!」
「どれだけ真摯な態度になろうと汽車の到着時刻は早くならん! ならば戦いに備えて休養することも大事だと知れ!!」
「にゃふん!!」

 って感じでね、札幌行くまでにいきなり遅刻。
  あ、別に鬼百合さんが羽田の身体検査でブザー鳴らしたのが原因で遅れた訳じゃないよ?
  まぁ、色々あって遅れちゃったのよ。
  でさ、あたしなんか『どうしよう、困ったなぁ』って焦ってたのに、鬼百合さんったら、
「飛行機のゆずジュースはうまかったな」
  とかってニコニコしちゃって。
  なんか鬼百合さん、飛行機乗るの初めてだったみたいで、テンション上がっちゃってさ。

「お? どうした侘助。一人でブツブツと」
「どうもこうも……、パソコンショップMK札幌駅前店さんで開かれたイベントのレポートですよ」
「ほう。では私も手伝ってやろう」
「い、いえ! いいです! なんかまだ鬼百合さんのテンションおかしいし!」
「まあまあ、遠慮するな。ではMKさんでイベントが始まったところから語ろう」
「……はぁ、お願いします」
「私達は5分前行動を心がけ、無事にMKさんへ到着」


▼2D 到着
(ディスプレイやポップなどで派手やかな会場でした)

「すみません、もう遅刻した事は話してます」
「そうか」
(やっぱりテンションが戻りきってないよ)
「少々遅れはしたが、MKの店長さんと流通さんは優しく出迎えてくれた。人として練れている証拠だな」
「そ、その前にお詫びをするべきでは!?」
「うむ、そうだな。その節は誠に申し訳ありませんでした」
「申し訳ありませんでした」
「でだ、到着した時には、今回の原画の任を自ら志願して勝ち取った命知らずの霧生実奈さんが、すでにサインを描いていらっしゃった──」
「なんか余計な形容が一杯……」
「──大輪女子女雪相撲部のコスプレをして!」

▼3D! 会場1
(居心地の良い会場!)

「えっ!?」
一枚描き上げる毎に四股を踏み、気合いを入れ直す様は……」
「ちょ、ちょっと待ったー!!」
「どうした?」
「なんでそんなデタラメ言うんですか! 霧生さん、普通の格好してたじゃないですか!!」
「お前が事実を言わなければ、私が言ったことが事実となる! 来なかった奴らに歯がみさせるレポートにするには、少しくらいのウソは許されると知れ!!」
「うひーっ!!」
「それに実際、霧生さんは『大輪女子のコスプレをしてこようかと思ったんですが、生憎この季節ですから、まわしはちょっと……』と言っていたではないか!」
「にゃはーっ!!」
「これは演出だっ!!」
「ぎゃふーーっ!!」
「はぁはぁはぁ……さて、やんばると岩清水が着席すると、会場を埋め尽くした観覧者からの拍手が鳴り響き──」
「鳴り響いてたのは電車の通過音じゃないですか? MKさんは線路の下にあるビルでしたし。それに来てくれた観覧者は片手で足りる人数だった気も……」
「お前はいつから人数で気迫を計るようになった!!」
「ぎゃひーっ!!」
「私には見えた! たとえお越しいただいた方の1/4が霧生さんのお知り合いであろうと、スチームパンクシリーズしかやったことのない方だろうと、サイン会やってたからなんとなく買ってみた方だろうと、ライアーの歴史を詳細なレポートにまとめてくださった方であろうと、皆が皆、気迫に満ちていたではないか!!」
「ど、どすこい……」
「そして遅刻によりやや遅れはしたものの、やんばるトークライブが始まった!」
「岩清水はほとんど話してないから、本当にやんばるトークライブって感じでしたよね。それに女雪相撲の事と同じくらいかそれ以上、スチームパンクシリーズの話がメインでしたし」
「うむ。質問がなければ話すことも限られてくるしな。やんばるは必死にトークを繰り広げ、参加者全員から質問を絞り出していたし、店長さんや流通さんもイベントを盛り上げようと質問してくださっていた。ありがとう。ありがとう」
「あ、そういえば女雪相撲関連も『どうしてこんな企画を思いついたのか』って質問が3回ありましたよね」
3回とも違う答えが返ってきた気もするが、おそらく気のせいだ」
「……どすこい。霧生さんには『描きにくかったキャラはどれか』とか質問ありましたね」
「うむ。まさかアイツだとは思わなかった」
「三ツ葉さ──」
「それ以上は来ていただいた方だけが知っていればいい話だっ!!」
「ひーっ!!」
「スチームパンクシリーズに関しては今後の展開に関する構想なども語られていたな」
「そうそう! そうでしたね!! まさかガ──」
「だからそれ以上は来ていただいた方だけが知っていればいい話だっ!!」
「みゃふっ!!」
「ともかく、やんばるはトークで、霧生さんはサインで、店長さんと流通さん、そして観覧者のみなさんは質問と笑顔で、イベントを成功させてくれた。ありがとう。ありがとう」

▼3D! 会場2

「……あの、終わり、ですか?」
「物足りないか?」
「こう、臨場感というか、質問の詳細とか……、レポートを楽しみにしてくれてるみなさんはもっと知りたいんじゃないですかね?」
「よし。ではさらに話そう」
「ごっつぁんです!」
なんとイベント終了間際に桜井光がスペシャルゲストとして駆けつけて、次回作の構想を──
「ダメダメダメ! 全然駆けつけてない……っていうか、桜井さんは来てすらいないじゃないですか! 100%混じりっけのないウソはダメですって!!」
「物足りないと言うから気を利かせたのだが?」
演出の限度を超えたウソはいけません」
「以後、気をつけよう」
(頼みますよ、本当に……)
「あとは、ライアーがパートボイスである理由や、声優さんを起用する際の方針、巷で話題の都条例に対する姿勢なども語られていたな」
「うんうん、それは本当ですね。って、だーかーらー、その語られた内容……は実際に足を運んでいただいた方々だけが知ってればいいんですね、はいはい」
「うむ、よくぞ学んだ」
(これもうレポートじゃないって)
「あー、そうそう、結局、岩清水は最後までろくに喋りませんでしたよね。霧生さんもサインの隙にチョコチョコお話ししてくださってたのに」
岩清水はまともに話し出すと言ってはいけない事まで口にするので黙っていた方がいいだろう」
「それじゃあトークライブの意味が……いや、そもそも人として問題が」
「お前はライアーが“存在していなかった事”にされてもいいのか!!」
「ぎゃーーっ!」
「『今回のように少人数で、温かい人ばかりのイベントであれば、また参加してみたい』とはイベント後の岩清水の弁だ」
「なるほどなるほど」
「『清正公が縄張りした、250年後の西南戦争においてすら守り通した天下の名城がある熊本か、キリシタン大名・高山右近が縄張りした金沢城がある石川なんかだと最高!』とも言っていたな」
(普通に観光目的!?)
「イベントレポートは、これ以上話すとなると完全なねつ造になるが、どうする?」
「も、もう結構です」
「ではイベントレポートはこれにて終了!」
「どすこいっ!!」
「さて、私は色々と用があるので席を外す。侘助、うまいことまとめておけよ」
「どすこい!」

 て感じでね、楽しいひとときを満喫してきたんだ♪
  でもさ、ちょっと考えてみなよ。
  あたしと鬼百合さん、二人っきりで北海道だよ!?
  それはもう……ねぇ☆

▼3D! ホテル

 イベント終わってさ、ホテルに行ったの!
  それで鬼百合さんがカーテン開けて、北海道の景色を堪能してる隙に、あたしは後ろから──。

「おっと、そうそう」
「お、鬼百合さん!? な、なにか用ですか!?」
「うむ。マイがな、私の様子を見て『ちゃんと侘助に稽古をつけたのか』と問いただしてきて……、証拠の写真があるだろう。あれもレポートに貼っておいてくれ」
「ど、どすこい。雪の上でランニングしてる写真でいいですか?」
「それでいい。頼んだぞ」
「どすこい!」

 ん? あぁ……そうなの。やんばる、霧生、岩清水の3人がささやかな打ち上げをやってる間に、あたしは稽古。

▼3D! 稽古
(自転車が雪に埋もれる程の積雪!)

 ……ぶつかり稽古してたらこんなに不機嫌な訳ないじゃん。なんでそういうトコに気付かないかなぁ。

 あ、そうそう! それでね! 北海道限定で、生キャラメルアイスっていうのが売ってるらしいって聞いたんだぁ! 霧生さん情報! コンビニで売ってるらしくてさ!
  稽古の後に買いに行ったんだけどなくて、あとでツイッター見たら駅のコンビニ売ってるって、追加の霧生さん情報が! 霧生さんありがとう!!

「お? 生キャラメルアイスがどうかしたか?」
「あ、いえ、色々あって札幌では食べれなかったなぁって」
「うむ。それが唯一の心残りだな。函館でどうにかなるだろうと思ってい──」
「ああっ! は、函館の話はまた今度にしましょうよ!」
「どうしてだ?」
(長くなるからですよ!!)
「こ、今回はイベントレポートですから、余計な話は……」
「余計……だと?」
「函館は完全な観光だったじゃないですか」
「大学女雪相撲をなめるのも大概にしろ!!」
「うぎゃーっ!!」
「大学女雪相撲は大奥発祥! 大奥と言えば江戸徳川幕府! 幕府残党終焉の地は函館!! 函館こそが大奥女雪相撲終焉の地であり、大学女雪相撲胎動の地だと何度言えば分かる!!」
「ぎにゅーっ!!」
「再教育をしてやる!!」
「ご、ごっつぁんです」

「札幌から函館までの汽車の中から撮った写真があるだろう」
「……これですね」

▼3D! 荒海
(怒濤とはこの事!)

「うむ。さすがけーこさんを育んだ北の海。太平洋なのに荒々しかった。けーこさんはこの光景を歌に織り込んでいるのだな」
(それはどうかなぁ……)
「そして汽車で4時間掛けて函館に到着した。途中、強風で踏切のポールが折れ、5分遅れたがな」
「そんな事もありましたね」
「函館に着いたら東京ではあり得ない風雪で、さすがの私もいささか寒かったぞ」
「雪が地面と平行に降ってたし、まわし姿で寒くなかったら生物として問題ですよ」
「バターとコーンをトッピングした塩ラーメンを食べて、最初に向かったのは土方歳三最期の地だ」
「駅からそんなに離れてませんでしたけど、風と雪が凄くて迷子になりかけましたねぇ」
「うむ。北の大地をなめるな、ということだ」
(まわし姿で徘徊するのはなめてる内にはいらないのかなぁ?)
「徒歩10分も掛からずに石碑に到着したな」
「そういえば鬼百合さん、なんか『写真で見た時は中央分離帯だったのに、なんか移転されてる!?』って驚いてましたよね」
「前に写真で見た光景とは全く違っていた。石碑の脇に一本木関門が再現されているとは夢にも思わなかった」

▼3D! 土方
(随分と綺麗な!)


▼2D 一本木
(ある意味、今回の象徴です)

「ところで、写メに必ず白い犬が写ってるんですけど、コレなんですか?」
コラボだ」
コラボ?」
「しかもこれは“雪”“白犬”“土方歳三”というトリロジーと言っても過言ではない一枚だ!」
「トリロ!? なんの!?」
諸々のだっ!!
「みゃぐぅっ!!」
「土方歳三最期の地に着いた途端に太陽が顔を出してな、まるで土方歳三が温かく迎えてくれた気分だった」
(浮かれすぎてビニール傘を忘れてくるくらいにね)
「そして函館駅へ戻ってから五稜郭へ向かったんだったな」
「五稜郭タワーっていうくらいだから五稜郭の真ん中に建ってると思ってたんですけどねぇ。実際に昇ってみると、五稜郭全体を撮影するには近すぎるし……あー、タワーがもっと高いといいのかな? ともかく、カメラのフレームに収まりきらなかったですよねぇ」
「だから何度も言っただろう! お前は憤りの方向が間違っていると!!」
「ぎゃみゅん!!」
「お土産屋の商品を思い出せ! 90%が新選組関連、5%が榎本武揚、残り5%がごったに状態だった!! なぜに伊庭八郎グッズがない! 人気的には10%は八郎グッズがあってしかるべきだ! なんなら大鳥圭介も3%ぐらいあるべきであろう!!
「にゃふっ!!」
「なぜ……ないのだ……なぜ……」
「そ、それにしても、タワーに昇った途端、また吹雪いてきたんですよね! 堀も水面に雪が積もった感じで!!」

▼3D! 五稜郭
(ここが最終決戦地!)

「……そんな事もあったな」
「タワーから五稜郭見てる時に、『よし、五稜郭の中へ行こう』って言われて、どれだけ焦ったか……」
「しかしタワーを降りた途端、吹雪がやんで太陽が出てきただろう。まさしく幕府残党が、大奥の伝統を引き継いでいる私達を迎えてくれていると確信した瞬間だった」

▼3D! タワー
(エレベーターはいい値段!)

「だからって、調子にのって土手に昇るから、追いかけてったあたしは転んで泥だらけになっちゃいましたよ。太陽出てても地面はぬかるんでましたし。」

▼3D! 塁
(半月堡の尖端!)

「足腰の鍛錬を怠っている己の未熟を、人に転化するなっ!!」
「ぶひゃぅ!!」
「土塁には昇れたが、五稜郭の中心部一帯は工事中で入れなかったのが残念だ」
「あー、函館代官所を再建してるんでしたっけ」

▼3D! 工事
(博物館は閉館してた!)

「奉行所だ! 函館奉行所!!」
「きゃふん!!」
「次は工事が終わり、天候のいい時に来たいものだな。函館山にも行けずじまいだったしな」
「でも、金森赤レンガ倉庫行ったから良しとしましょうよ」

▼3D! レンガ
(ある意味、危険なお土産屋が!)

「寒さのあまり生キャラメルアイスを先送りにしていたら、結局、食べ損ねて……なんという不覚」
「でもほら! 念願のドゥーブルフロマージュを空港で買ったんだから! ストロベリードゥーブルも買ったんですよね!? 美味しかったですか!?」
「うむ。おいしかったぞ!」
「なのになんでビ──んぎゃー!!」
「一時は強風で、帰りの飛行機が飛ぶものかと不安もあったが、結果としては若干の遅れ程度で無事に帰って来られたな」
「それはまぁ、あたし、日頃の行い良いですからね♪」
「調子にの──」
「さーゆーりー♪ 北海道行ってきたんだって〜?」
「あ! けーこさん!!」
「……押忍」
「で、で♪ アタシへのお土産はなにかな〜? まさかジンギスカンキャラメルとか言わないよね〜☆」
「…………」
「…………」
「小百合ぃ?」
「ぐっ!!」
「あー! あー! 他にも買ってきましたから!! ハスカップキャラメルとか函館がごめ昆布キャラメルとか!!」
「ほう。北海道っつー日本の首都へ行って買ってきた土産がキャラメルかぁ。小百合ぃ、なめてくれるよなぁ」
「ほほほほ他にも! 他にも!!」
「小百合ぃ、ちょっと裏こいやぁ」
「押忍」
「じゃあ後はたんぽぽちゃんにお任せするね♪」
「ど……どすこい」

 とまぁね、こんな感じだった訳。


▼2D お土産
(一杯いただきました。ありがとうございます)

 鬼百合さんは成功って言ってたけど、ぶっちゃけちゃえば、今回の札幌トークイベントが成功だったかどうかは、実際に参加してくれた人それぞれなんだけどね。
  だから、ひとときでもみんなが楽しかったんならそれで──。

「おーい侘助ー。木彫りの『仕事したくないくまー』買ってきてくれたー?」
「ワシが頼んでた『熊殺しTシャツ』はあったダスか?」
「女雪相撲マトリョーシカはありましたよね?」
「自分のマリモはどうっスか?」
「わわわっ!? ま、待ってください! ちゃんとみんなの分、買ってきてありま……」
「侘助のクセに、鬼百合関と二人で旅行とは生意気だーっ!!」
「ひーーーっ!!」


▼2D くまー
(像タイトル:じっと手をみる)