川野口ノブ (かわのぐち・−)

 日本を代表する探検家、川野口昭雄の一人娘にして、八鏡公立大学探検部部長。ただしゲーム開始当初の部員は、彼女と山辺弘だけである。
  父親の遺産で、なにひとつ不自由なく暮らしてきたお嬢さんで、探検の経験がまったくなかった。しかし大学在学中に父親が行方不明になったことから、探検活動を開始する。父親を捜し出すために。

 とはいえ、実際にはその辺の経験が全くないお嬢さんなので、実技はすべて主人公に任せることになる。唯一残された書きかけの自伝『探検バカ一代』にあった無茶な特訓で、主人公をしごきまくり、一人前の探検家に育て上げることで、父親に近づこうとするのだが……。

CV:桜川未央

山辺弘 (やまのべ・ひろし)

 八鏡公立大学探検部副部長。探検部では象徴部長制をとっているので、面倒くさい雑務や、実際の探検などのすべてを取り仕切っている。

 孤児。母親は弘を生んだ後、まもなく死亡。父親は探検家であったが、弘が5歳の頃に、後述する川野口昭雄とともに、アマゾンの奥地を探検していたところ事故に遭い、死亡している。
  その後、川野口家に引き取られた。昭雄は実の息子同様に接していたが、他の者たちからは厄介者扱いを受けていた。そのせいで、自分が貰われてきたということに対し、強い負い目を感じている。特に子供の頃からノブにはいいように扱われてきたので、まったくもって頭が上がらない。だいたい彼女の無茶につきあい、ひどい目にばかり遭っている。また、彼女の乱暴狼藉の後始末をするのも、彼の役目になっている。他の人から見れば、弘ばかりが貧乏くじを引かされているようにみえるが、彼にとってはむしろそのようなことが「俺、役に立っている!」という充実感を味わえる数少ない機会なので、むしろ望んでそのような役目を買って出る。自覚のないM。

 

 


  井之頭円 (いのがしら・まどか)

 新聞部部長。頑固な現実主義者で、物理法則に反するものの一切を否定する。

 子供の頃、親がナントカ還元水とかマイナスイオンとか霊感商法にはまりまくって、大変貧乏な生活を送ってきたこともあり、オカルティックなものは一切受け付けない。
  特にオカルトを出汁に(おつむの)弱い人たちを食い物にする連中は許せない。ヒロインや主人公のやっていることも、その類だと決めつけ、徹底的に糾弾する。

 正義感は強いが、きわめて教条的で、現実に怪現象が起こっても、科学的に説明がつかなければ、絶対に認めようとしない。そのために巨大生物に食われたりといったトラブルに巻き込まれることもしばしば。だが次のシーンでは、何事もなかったかのようにしれっと復活している。

 

CV:香澄りょう

西村ハル子 (にしむら・−こ)

 冒険小説にかぶれた少女で、彼女の中にしかない戦場からの、脳内帰還兵。脳内では壮絶な戦闘を経験してきたらしく、学食では“死んだ戦友の分”と称して常に2人分の食事を注文する。だが所詮は脳内戦友。財布の中身に応じてもう1人の分がどんどん貧しくなっていくので、経済状況が一目でわかる。
  巻いている包帯もフェイク。脳内負傷によるもの。他にもBCGの痕や、盲腸の傷跡などを、戦場で受けた傷と言い張ったりで、大変鬱陶しい。
  言葉の端々に兵隊スラング。

 直情径行で単純バカのくせに、陰謀論が大好き。おまけにそのすべてを銃で解決しようとするので始末に負えない。

 

 
CV:草村ケイ

  アドルフィーネ・メンゲル

 飛び級に飛び級を重ねて八鏡大学へやってきた、教育界のフロッガー。
  ドイツ系ブラジル人の留学生。工学部でも1、2を争う頭脳の持ち主だが、性格というか人柄に難がある。人も機械も同じメカニックな存在、というのが口癖で、探検部では医者として活躍。負傷した隊員を片っ端から機械の体(=ネジ)に変えていく。

 普通にしてれば、それなりに可愛らしい女の子。それをうまく利用して、他の隊員には愛想よく、主人公にだけはきつく当たる。
「ニヤリ」という邪悪な笑いは、主人公にしか見せない。

 

CV:藤森ゆき奈

コヤネ

 地下世界への道を知っている原住民。元は留年した大学生のなれの果て?
  時々大学へ忍び込んでは、購買部や学食で生活用品などを漁っている。猿害に近い。
  学校に出現する伝説の猿人、ということで主人公たちに確保されてしまう。その後、適切な施設に送られるかと思われたが、土人たちはなぜか先祖代々学籍を受け継いでいたため、捕獲された後は探検部に入ることに。

 バカみたいに明るい。何も考えてないっぽいが、本当にバカと言うわけではない。厳しい自然のなかで生活していたため、倫理的な基準が文明人と若干異なっているだけである。腹が減ると、見境無く獲物を狩り始める。

 呪術的な部分が多々ある。なにか問題が発生すると、どっかで聞いたことがあるような、禍々しい名前の神に祈る。この際、他の人間も巻き込んでいく。祈らない人間が不思議でならない。

 
CV:かわしまりの

  美輪居高子 (みわい・たかこ)

 学生自治寮の寮長。文学部神道学科の3年生。
  代々この大学に住む一族の1人で、平安時代に八鏡学生寮を作った神社の娘。

 強度の霊媒体質。普段はおっとりしていて、ホントにこの人1人で大丈夫なのかな、と心配させるようなところがあるが、いざということきは、状況に応じて歴史上の人物を降霊させることが可能である。というか、本人が望まなくても、ほいほい降りてくる。なかでも暴れ牛を目の前に、マス大山の霊を降ろし、手刀一閃、見事一撃で黒毛和牛をKOし大学を救った“畜産科暴れ牛事件”などは、今でも学生たちの間で語り継がれている(ただし、霊の技術に肉体がついて行かないので、腕の方もぽっきり折れたとか)。

 

CV:香澄りょう

ミスターK

 背広に身を包んだナイスガイ。主人公たちの前に現れ、隠された謎について中途半端に触れた後、「これ以上、君たちに話すことはできない」と去っていく。何がしたいのかわからない、かなり自分本位なおっさんである。サングラス風の仮面で顔を隠しているので、正体は不明。───ということになっている。

 豪放磊落。全ての困難を男らしい笑いで解決する。細かいことは気にしない。そのくせ迫り来る危機は全て野生のカンで回避。

 


  藤村山新一郎 (ふじむらやま・しんいちろう)

 八鏡公大考古学部教授。若い頃はノブや弘の父親とともに、世界中を探検して回っていた。常識的にはあり得ない場所から、ピンポイントでオーパーツを発見するのが得意。その発見率はすでに神の域に達している、ということから、隊では「ゴッドサイダー藤村山」と呼ばれていた。

  ノブの父とは「探検」に対する考え方について衝突、ついには隊を割って出てしまう。以後はソロで活動していたが、川野口探検隊にいた頃ほどの実績は残せないまま現役を引退。八鏡公立大学で教鞭をとり、後進を育てることにしたのだった。



林芳蘭 (りん・ほうらん)

 中国公安部から派遣された諜報員。早々に探検部に敗退した顧問に代わり、遺跡収奪作戦の指揮を執る。

  火のような女。闘志むき出しで、常に攻撃的な姿勢をとる。「工作員は攻めてなんぼ」を合い言葉に、アグレッシブに活動する。そのため、相手を追求しているときは、めちゃめちゃ調子がいいが、逆に守りに回ると脆い。想定していない事態に遭遇するとパニックに陥るなど、メンタル面にいささか不安がある。

  性格はきまじめ。

 
CV:かわしまりの

  林梨花 (りん・りんか)

 中国公安部の女エージェントで八鏡公立大学への浸透作戦の最高責任者。オーパーツなど超古代文明の遺産を利用し、西側諸国との技術的格差を埋めようとしている。

  林芳蘭の姉。母性的な顔立ちをしており、いつも妹のことをにこやかに見守っている。だが特に親愛の情などはない。公安部で生き残るために必要な、利用しやすい駒として認識しているだけのこと。なので役に立たなくなったら簡単に使い捨てる。これは妹に限らない。感情を差し挟むことなく、損得のみで判断する。蛇、というよりは昆虫のような女。

 

CV:歌織

土偶少女 アヤカシコネ

 古代文明の遺産。人型の自動機械。でも土偶。
『敵でも味方でもないなら、敵だ』というブーメラン戦士的な、剣呑なプログラミングがされているので、味方だと分からせるまでが一苦労。主人公を味方、操縦士と認識してからは、彼にべったり張り付いている。

  戦闘用ユニット。人間と融合し、姿を変えることで、より強力な力を得る。他のユニットを統括する能力も兼ね備える。

 知識欲が強い。とにかく現代の風俗を学ぼうと、手当たり次第に情報を取り込む。ただ機械なので、情報は全て本当の事だと思い込んでしまい、大変なことになることもしばしば。

 

 
CV:藤森ゆき奈


 

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