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杏里
「グダー!(スウェーデン語でこんにちは!)
2週間ぶりのお楽しみ、キャラ紹介の時間だよ! さて今回は花も恥じらうお嬢様、箱入り娘になお鍵かけて、大きなつづらと小さなつづら、桐のタンスももってけ泥棒! アルマ・ハミルトン!」 |
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アルマ
「みなさまお初にお目にかかります。アルマ・ハミルトンと申します」 |
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杏里
「スウェーデンの林業王の令嬢で、ソヨンと同じファーストクラス。つまりボクの後輩というわけさ! 素晴らしい!」 |
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アルマ
「お誉めにあずかり光栄です。でも、どうして後輩だと素晴らしいのですか?」 |
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杏里
「だって、キミはボクよりも年下ってことじゃないか。これはアンリエット的に見ても非常に重要なコトだよ」 |
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アルマ
「そうでいらっしゃますの……はっ。それは、ひょっとすると“レズビアン”と関係が?」 |
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杏里
「おおいにあるよ」 |
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アルマ
「……あの、みなさん杏里様の噂をされるときは頻繁にレズ、レズ、と口にされますのに、わたしには教えてくださらないのです。辞書を引いても『レズ、レズビアン、女性の同性愛好者』とあるだけで……」 |
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杏里
「ウィ。それはね、このボクみたいに女性を愛する女性のことを、世間一般にレズビアンと云うんだ」 |
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アルマ
「でしたら、わたしもお母様を愛しておりますわ」 |
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杏里
「それはマザコン」 |
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アルマ
「もちろんお父様も愛しております」 |
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杏里
「じゃ、ファザコン。いや両刀だからバイ?」 |
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アルマ
「まあ、わたしバイでしたのね。いろいろな呼び方がございますこと。とても勉強になりましたわ」 |
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杏里
「……大マジ? 念のため言っておくけど、他の人に自分がバイだ、なんて言いふらしたらダメだよ? 君が誤解される」 |
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アルマ
「ふたりきりの秘密……ですの?」 |
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杏里
「そう。ふたりだけの秘密、ふたりだけの時間、ふたりだけの愛! 愛には世の人の数だけ形があるんだ!」 |
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アルマ
「わたしと杏里様にも?」 |
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杏里
「もちろん! 教えてあげる、ボクの可愛い妖精さん? アン、ドゥ、トロワ、さあボクに合わせて愛のステップを踏み出そ───」 |
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ウェルズ
「お待ちなさいッ! お嬢様になんと破廉恥な知識を吹き込まれているのですか!」 |
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杏里
「かくして夢の宴は閉ざされん……ま、気をとりなおして。やあ、ウェルズさん」 |
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ウェルズ
「お嬢様、勝手は困ります。外出の時には、必ずわたくしクインシー・ウェルズがご一緒するとあれほど!」 |
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杏里
「(……無視された)」 |
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アルマ
「すみません、杏里様と二人きりというお約束でしたので……」 |
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ウェルズ
「わたくしにも、お父上との御約束がございます。万が一の事があれば、わたくしがどんな叱責を受けるかお判りですか!」 |
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杏里
「待って、アルマを責めないで。彼女を呼んだボクに責任があるんだ」 |
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アルマ
「いいえ杏里様、わたしこそ……」 |
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ウェルズ
「かばうなど、もってのほかです! このゴミクズは学園一の問題児、要注意人物なのですよ!」 |
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アルマ
「ウェルズさん、そのような……」 |
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ウェルズ
「いいえいいえ、なりません。なにしろこの不良めは、目下あの連続婦女暴行事件の最たる容疑者なのです! 先ほどにしても、お嬢様の心の隙に取り入ろうと、愛だ何だと、虚言を並べ立てていたではありませんか!」 |
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アルマ
「あのっ」 |
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杏里
「ノンッ!! “愛”を語るとき、ボクはいつだって真剣だ! この胸に燃えさかる信念の炎に誓って嘘なんか!」 |
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ウェルズ
「ふーんっ! レイプ犯の言うことなど誰が耳を貸しますかっ」 |
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杏里
「だから犯人じゃないって!」 |
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アルマ
「おやめなさいっ!」 |
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ウェルズ
「は……はいっ!」 |
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アルマ
「ごめんなさい、杏里様……非礼をお詫びいたします。これも、未熟なわたしを心配しての振る舞い。どうかお赦しください」 |
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杏里
「いや、いいんだよアルマ」 |
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アルマ
「ああ、聞き届けてくださって感謝いたしますわ。それと……」 |
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ウェルズ
「……何です、お嬢様」 |
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アルマ
「あの、よろしいでしょうか。
杏里様は、浅学なわたしに、愛と性に関する知識を、親切にご教示くださっただけなのです。ですから、たとえ相手が凶暴で凶悪な婦女暴行犯であろうとも、この星に生まれた同じ人間として───」 |
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杏里
「いやだからボクは違……」 |
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アルマ
「ゴミクズとか、不良とか、ダメ人間とか、ドブネズミとか、ボウフラとか、酸性雨とか、高レベル放射性廃棄物とか、どうかそのような言葉を、お使いにならないでください」 |
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ウェルズ
「……はい。申し訳ありません、お嬢様」 |
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ウェルズ
「少々頭に血がのぼり口が滑りまして、誠に失礼いたしました、ゴミクズあらため杏里様」 |
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杏里
「……何かひっかかるなあ」 |
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アルマ
「ハイ、これで仲直りですわね。そろそろお部屋に戻りましょう。どうかまた、いろいろと教えてくださいましね、杏里様。では、ごきげんよう」 |
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杏里
「あ、ごきげんよう」 |
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ウェルズ
「ふんっ」 |
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杏里
「……」 |
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杏里
「……いい子なん……だけど……」 |
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杏里
「……とってもピュア……なんだけど……」 |
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杏里
「……ちょっと……不思議な子かな?」 |
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PS(ポーラースター・セキュリティ)
「ここにいたな。さあ、我が学園の寄生虫、杏里・アンリエット、学園長がお呼びだ。来い!」 |
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杏里
「痛い痛い! 耳引っ張らないで!」 |
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杏里
「じ、次回は残る最後のヒロイン、悲しみの瞳、メランコリックベイビィ『アイーシャ・スカーレット・ヤン』を紹介するからね! あ痛たたたた!」 |