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杏里
「こんにちは、皆さんはじめまして。ボクの名は杏里(あんり)。杏里・アンリエット。学園船『H.B.ポーラースター』 のセカンドクラスに在籍する、イナセでキュートなプリティガールさ」 |
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天京院
「……」 |
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杏里
「男性諸氏には先にことわっておくけど、ボクは正真正銘のレズビアン。だから惚れちゃあダメだよ。女性でも年上はお断り。年下のお嬢さんだったら、ぜひお話しましょう。ラブレターはライアーソフトまで。24時間受付中!」 |
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天京院
「……」 |
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杏里
「それでえーとボクは日仏ハーフなんだ。育ったのは日本だけど、フランス語だってペラペラさ。メルシーボンジュールフランスパーン……なんで黙ってるの? かなえさん。ボクばかり喋っているとバカみたいだよ」 |
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天京院
「いや、楽しそうだから邪魔するのもなんだと思って」 |
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杏里
「なにが?」 |
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天京院
「ま、いい。あたしは天京院・鼎(てんきょういん・かなえ)。日本人。サードクラスに在籍。つまり杏里より年上。レズではない。以上」 |
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杏里
「つけくわえると、学園一の大天才にして大変人。将来は世界一の発明屋さんを目指す科学の信徒だ。燃料はコーヒー豆」 |
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天京院
「『発明屋さん』ではなく発明家。変人は認めるけどね」 |
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杏里
「そしてボクの唯一無二の親友なんだ」 |
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天京院
「……」 |
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杏里
「んふふ、赤くなった。かなえさんは可愛いなァ。年上でさえなかったら絶対、子猫ちゃんの一人にしてるんだけど」 |
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天京院
「あのさあ杏里?」 |
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杏里
「ん、なんだい? かなえさん」 |
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天京院
「呑気すぎるよ、杏里は。ひょっとしたら無実の罪で退学になるかもしれないんだぞ。わかってるのか?」 |
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杏里
「アアッ! ボクと連続レイプ犯を間違えるだなんて、なんたる不名誉! そりゃあボクは子猫ちゃんの絶頂にふるえる白くて細い体が好きさ。ボクの指に応える夏の日差しにも似た熱いアノ部分たるや……」 |
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天京院
「日頃からそんな言動ばかりしているから疑われるんだ」 |
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杏里
「ボクは子猫ちゃんを無理矢理に押し倒すような事はしない! 第一そんなの美しくない。ボクのSEXはお互いが想い合った時に完成する、一つの芸術なんだ」 |
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天京院
「杏里が結果と同じく、過程も大切にしているのは知ってる。他にも杏里が犯人じゃないと信じる人はいるさ。その証拠に学園長は、退学まで三週間の猶予を与えてくれた」 |
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杏里
「その間にボク自身の手で真犯人を捜し当てろってことだね。犯罪捜査なんて、まるで未知の世界だなァ」 |
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天京院
「まずはとにかく、なるべく多くの証言を集める。証拠品も見つかればなお良い」 |
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杏里
「了解。かなえさん! ……でもボクは推理とか論理的なんたらとか、そーゆーのはてんで苦手で」 |
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天京院
「推理はあたしにまかせて。杏里は自慢の勘をはたらかせて、船内を歩きまわるんだ」 |
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杏里
「さっすがァ、かなえさん」 |
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天京院
「だいたいどうして君が推理ゲームの主人公なんだ? いい、杏里? 子猫ちゃんといちゃついてばかりで捜査が進まないと、あたしもロクな推理ができない。真面目にやるんだよ」 |
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杏里
「やきもち?」 |
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天京院
「ち、ちがう」 |
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杏里
「わかってる。子猫ちゃんとのスキンシップは、ほどほどに抑えとく。約束する」 |
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天京院
「ほどほど? まあいいけど、あともう一つ、真はんにんさがしのためには、しなきゃいけないことがあるんだけど……う〜なんだっけ……?」 |
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杏里
「あれ。かなえさん?」 |
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天京院
「うーん、えーとはんにんが次にねらうかのうせいが……」 |
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杏里
「あ、ひょっとしてコーヒー切れ?」 |
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天京院
「きれ、こーひーないかなあたまがぼぉ────────」 |
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杏里
「うわ、クロックが落ち始めた! やばい!! 次回の更新ではヒロインその1、韓国の元気娘ファン・ソヨンを紹介するよ。今回はこのへんでグバーイ」 |
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天京院
「ぼぉ─────」 |