−MAIN CHARACTERS−
今回は、根越を取り巻く4人のメインヒロイン、根越の警察時代の相棒ジムを紹介します

《CHARACTER PROFILE 02》
岡田 勇気
(おかだ・ゆうき)

 もとはといえば、世をはかなんで思わずビルの屋上に立ってみたりした女子校生。そこを通りがかった恋愛交渉人を名乗る男に、世の中の素晴らしさを説かれ、生きる希望を抱いた瞬間、はずみで足を踏み外し、ついでに人生も踏み外してしまった薄幸の少女。飛び降りる直前に心に芽生えてしまった不思議な感情が魂をこの世に縛り付け、哀れ彼女は成仏できない幽霊に。おまけにとりついた相手が、いろんな意味でだらしない根越とあっては、まさに浮かばれない。自分が成仏するより先に涅槃に旅立ちかねない根越の仕事を、あれこれ口うるさくツッコミながらも手伝うはめに。

「あんたねぇ、そんなんじゃ一生貧乏なままよ」



     
 
 

《CHARACTER PROFILE 03》
明石 亜美
(あかし・あみ)

 内務省特殊治安対策室に勤務し、テロ対策チームの最前線に立つエリート警察官。根越の元妻で、若かりし頃、研修先で根越と知り合い、極限状態でお互いの愛情を確認し、電撃的に結婚し、新婚初夜に壮絶な銃撃戦の末に離婚したと噂される。ともあれ、一歩ひいた大人の友情は続いているようで、月イチで夕食をたかられたりしている。最近配属された若い部下に熱烈なアタックをかけられているらしい。バツイチキャリアウーマンはこのまま、部屋の合い鍵を捨ててしまうのか!?

「栄太、あなたっていつまでそうやっているつもりなの?」

《CHARACTER PROFILE 04》
桜井 さちえ
(さくらい・さちえ)

 根越の盟友、ジム・リードの娘。古き良き大和撫子でありながら、おっとりさんという合わせ技を持っている。自身が幼い頃から根越を知っているが、そこそこカッコよかった刑事時代から現在の凋落ぶりを比べて、さすがにあきれ果てながらも、なにかと面倒を見ている。根越が事務所兼住所を構える雑居ビルの大家もつとめているため、まさに根越にとっては頭があがらない存在。また、よく死ぬ父の葬式を、ほぼ月いちペースで出しているため、喪服を着替える暇もない。

「栄太さん、そろそろお家賃を払ってくださいよ」

 
 
 

 
 
 

《CHARACTER PROFILE 05》
日向 一重
(ひゅうが・ひとえ)

 街で出会ったミステリアス・ガール。普通の人には見えない人を見たり、お話ししたりできるところもミステリアス。出会いの数も増えるので、もしかしてお得な人生を送っているのかもしれない。事件を追いかけている根越と出会った瞬間から炸裂する、一般常識からの素晴らしいズレっぷりで、彼女自身の存在はますますミステリアスに。ここでひいては恋愛交渉人の名がすたるとばかりに燃え上がってはみるものの、果たして彼女の正体をつかむことはできるのか!?

「ハハハ、根越おじさまったら冗談ばっかり、あんなにはっきり見えてるじゃないですか」

《CHARACTER PROFILE 06》
ジム・リード
(じむ・りーど)

 根越の警察時代の相棒であり、親友。さらに桜井さちえの父親。昔気質の老刑事で、まもなく定年を迎える。ハードボイルドメンらしく、その言動には危険な香りが漂っている。まさに、いつでも殉職の危機にいるといっていいだろう。

「さちえがな、トイレで新聞を読むなとうるさいんだ。しかし何十年も続けてきた習慣を、そう簡単に変えられるもんじゃないだろう?」

※次回はゲームの核を担う交渉戦闘「ネゴバトル」を紹介します。

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