(visual:竹村雪秀)
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ヒューレイ 「大切な体なのに、こんなに傷ついて

ナチュ 「あ、あの、ヒューレイさん。こういうのはなんだか、恥ずかしい……です

ヒューレイ 「怖がらないでください。あなたの傷ついた心は、私が癒します」

最初は一緒に寝るだけだと思っていた。ただ、甘えてくるナチュに応えようと、ヒューレイが彼女の髪の毛をあやすように撫でていた、それだけだったはずなのに。

額、頬から肩へと手は降りていき、気づけばこうして体を撫でられている。それは決して不快ではなかったものの、気恥ずかしさに体が熱くなっていく。

ヒューレイ 「あなたが凍えているというのに、見捨ててしまおうとするだなんて。ひどい人たち

ナチュ 「そ、そんなことないです」

ヒューレイの言うひどい人たちが、誰を指しているのかは明白だった。けれどナチュは一緒にいたから、彼らがそのような謂われをする人たちではないことが分かっている。

それで否定をしたが、ヒューレイはそれを聞き入れようとはしなかった。

ヒューレイ 「いいえ、ひどい人たちです。
 彼らがここに迷いこんでしまったことは不幸で、大変なことだったのかもしれません。
 ですが、かき乱すだけかき乱して自分たちの都合で去ろうというのは、勝手と言えるでしょう」

ナチュ  「でも、あの人たちを悪く言わないでください。わたしは皆の気持ち、少しだけど分かります。
 それに、この世界のことを想ってくれてます。だからこれ以上の迷惑はかけたくないって、それが分かっているから…………わたしは」

言葉を続けようとするも、詰まってしまう。

そう、彼らのことを分かっているのだ。なのに内側にある別の部分が、理解のできぬ反発をしている。

ヒューレイ 「あなたは本当に優しいのですね。……大丈夫です、私はあなたを、決して一人にはしませんから