(visual:こめ)
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ナチュ 「これ……コンパス……?」

アナ 「良いもの、見つけたね。ナチュ」

ナチュ 「アナさん……。これ、なんだろう。わたしにはコンパスに見えるよ。
 これ、なんでこんなとこにあるのかな。こんな、誰もいないような島に、なんでこんな綺麗なものが

アナ 「あたしにもわからない、けれど。―――ねえ誰かこれ、聞き覚えない?  なにか、こういうの探してたって、誰かいなかった?

日和子 「んん……? 確かあの、紅殻町の学生君達が、なにかそんな品を、探してた、ような

ノブ 「なになになに?  お宝? ねえお宝? あっそれ、智久が言ってた奴じゃん。
 あの眼鏡君が無くしたっつー、コンパスだかなんだか! なんでこんなとこに落ちてンのよ、そんなのが。
 なんにしてもあの女、自分らの探し物があるっつーのに、船で暢気にご休憩なんて、やっぱ探検家の風上にも置けない訳よ!」

十湖 「ん? なんぞ言った?  あたしはここにいるわけだけど

ノブ 「わあ妖怪桃髪女!  じゃなくて、十湖さんじゃないでげすかうへへへ。
 (ったく、またいつの間に) いや、姐さんたちのお探しモノが、ほらあそこに」

十湖 「みたいだねえ」

ノブ 「って、そういう薄いリアクションでいいの?」

十湖 「まあ、第一発見者がどうするか、まずはそっちを尊重するさ

司書 「妙な成り行きだこと。これで、あの子達の探し物も見つかった、そういう事なんでしょうが。
 暗合が暗合を呼ぶような。話が次々連鎖していくような。できすぎている?  ……まあ、こういうものなのかしらね